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遭難対策講習会に参加して

 投稿者:ジャン・レノ  投稿日:2012年11月23日(金)11時40分59秒
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  先週の日曜日に神奈川岳連の遭難対策講習会に参加してきました。
以下感想です。

ポイントはリスクマネージメント。

1.予防措置
2.セルフレスキューと警察・消防のチームレスキューの連携

1については、事前のトレーニング(心肺トレーニングと筋力トレーニング)によるリスク回避。健康維持のために山登りをしている人は、山登りはリスクを伴うことを認識して山登り=トレーニングではなく、必ず山登りをすためのトレーニングを行うこと。特に中高年は自信の体力を過信している傾向があるため、リスク回避におおいに役立つ。またウエアーやストックなど、衰えた体力を補助してくれる道具もたくさん出回っており、有効に使えるようにしておくことも大切。事前の山に行く目的の確認、下調べ、装備点検、計画書、緊急時の対応の確認を行うこと。特に複数で行く場合は、チームリーダーを決め、目的、下調べ、装備点検、緊急時の対応の共有を行い、一人一人に責任を持たせて山に行く自覚させ、緊急時にリーダーの判断を容易にし、また一人一人がチームとして行動することを容易にできる。こうしたことにより遭難を未然に防ぎ、緊急時もパニックにならずに冷静に対処できる。装備品に関しては、山で使えるものと使えないものをきちんと見分ける必要があること。暖房のウエアーがたくさん出回っている中、生地に綿を使用しているものもあり、山で使えるのか確認が必要。

2については、近年ヘリの導入により、警察・消防のチームレスキューのスピードが格段に上がり、事故者の生存救出を容易にできるようになった。そのためにはセルフレスキューの技術を身につけて、警察・消防が救助できる場所と時間を確保しすることがより迅速で安全な救助につなげていける。今回の実技講習では自分たちの普段山行で携行してる装備品を有効に使い、セルフレスキューにより警察・消防のチームレスキューにつなげられる場所まで、セルフレスキューを行うことに重点が置かれた。具体的には、ザックを使った搬送、ツェルトによる搬送、ツェルトによるビバーク、ロープを使った悪場の通過、ロープを使った引き上げ・下降の補助。最後はシュミレーション。シュミレーションは、場の設定に工夫の余地がみられたが、実際にやってみるという点では有効であった。また普段携行しているツェルトも開いてみたことがない人が多く、実際の使い方を知らない人が多かった。最近の遭難事故を検証してみても、装備品を有効に使えずに遭難しているケースがあり、なるほどと感じた。


 
 
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